2010年 08月 03日
『とらのすけ動物病院』 M3 CANON LENS 25mm/3.5 FUJI PRESTO400 @立石・東京 曇り→晴れ。 レンズの距離指標の続き。一部の特殊なマクロ専用レンズを除いて、マニュアルフォーカスレンズの多くは、ヘリコイドの行き止まりが∞になっている。ピントリングをめいっぱい送ると、距離指標は∞を指し、フォーカスも無限遠に合うようになっている、当たり前だけど。 ところが、オートフォーカス用のレンズの中には、ボディと本体を接続するカプラーでの誤差を見込んであって、ピントリングの一番先が∞をオーバーしているものがある。無限遠のさらにその先というとシュールでかっこいいけど、つまりはどこにもピントが合わないという状態。杉本博司かよ。 手元のシグマの30mmと、55-200mmのレンズがそうで、月を撮るのに手探りでピントをめいっぱい送ってシャッタを切ったところ、どれもこれも背面のモニタで確認できるほどのピンぼけ。無限が出ないのかオーバーインフかと明るいところでレンズを確認すると、距離指標が∞のさらに奥へ行きすぎたところを指している。指標が∞を指すように少しリングを戻してから撮影するとばっちりクレーターまで写った。レンズメーカーは複数メーカーのボディに対応する必要があるので、わざとユルく設計してあるんだろうけど、それに気がつくまではピンぼけの風景を連発しまくっていた。ちょっとショックだった。 MFとAF、一眼レフとレンジファインダを持ち替えるときは、何かと注意しないとね。 ちなみにフォーサーズ用のレンズは、距離指標がついていない。せっかくの被写界深度の深さが、目測スナップに活かせないというのは残念至極。 ■本日のBGM:Take It Easy / Jackson Browne
by yas_tak
| 2010-08-03 23:04
| 日記
|
ファン申請 |
||