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2010年 10月 06日

『ガード下』

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『ガード下』 M2 ULTRON 28mm/2.0 Kentemre PAN400 @中野・東京

 曇りときどき晴れ。

 倖田來未が山口百恵の歌を歌うなんて(T_T)。
 
 ステレオ黎明期である1950年代~1960年代初めに「リビングなんとか」と銘打たれたLPレコードがあった。一つが米マーキュリーの「LIVING PRESENCE」シリーズで、もう一つが米RCAの「LIVING STEREO」シリーズだ。当時のステレオ録音というと、実家にあった日本コロンビアのサンプルLPなんかもそうだったけど、アナウンサーが話をしながら左右を歩き回ったり、ピンポン玉を打ち合ったり、左右のスピーカーからばらばらに音が出るのを強調するようなものばかりだったところ、「リビングなんとか」シリーズは、マイクのセッティングを吟味したり、高性能の磁気テープレコーダーを開発したりして、本格的な音場再生を追求していた。
 
 あと、このシリーズの素晴らしいのは、単に音質にこだわっていただけでなく、例えばマーキュリーならドラティ、RCAならライナー&シカゴ響という、当時のレーベルの看板スターを起用して、収録内容についても超一流を目指していたところだ。だから、オーディオマニアではない人でも、面白そうな演奏を探して買っていると、意外とこのシリーズを持っていることが多い。
 
 ちなみに現在のオーディオで聴くと、残響の少ないスタジオでオンマイク気味に録られていたものが多いのか、間接音が少なめで、左右が分離しすぎる(その割に中抜けはない)という印象だけど、その分楽器の音色と分離が鮮烈で、トータルで最新のデジタル録音と比べても全然ひけをとらない。というか、何の予備知識もなしに聴いたら50年前の録音なんて気がつかないんじゃないか。オケの配置で気がつくかな。
 
 「LIVING PRESENCE」シリーズも「LIVING STEREO」シリーズも、リマスタリングされてCDになっているので、興味のある人は是非。「LIVING PRESENCE」シリーズは、CD化されるときに収録曲の入れ替えが多いので、曲目がダブらないように注意するか、細かいことは気にせず買ってしまうか。「LIVING STEREO」シリーズは、今年の7月に激安の60枚組のボックスセットとかも出ている。ボックスセットは初回限定プレスなので、興味のある人はお早めにどうぞ。

■本日のBGM:悲しい色やね/上田正樹
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by yas_tak | 2010-10-06 23:13 | 日記


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