2011年 04月 19日

『ぬいぐるみ』

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『ぬいぐるみ』 PENTAX K-7 DA35mm/2.4 @新河岸・東京
※デルタ・インテグラーレにキティちゃん…

 雨。
 
 ディスクユニオン神保町店の声楽の棚に「1812年」というタイトルのCDを見つけた。チャイコフスキーの「序曲 1812年」は、クライマックスで大砲がドッカンドッカン鳴る(楽譜で指定してある)ことで有名で、クラシックファンのみならずオーディオマニアの間でも人気だ。たいていのCDは大砲の実音をオーバータブしてあり、演奏の出来よりもドッカンドッカンの迫力に注目してCDを買いそろえる人も多い。ちなみにコンサートホールに大砲を持ち込むのは無理なので、実演では大太鼓あたりで代用されるのだが、打楽器奏者が渾身の力を振り絞って叩く大太鼓の迫力はものすごく、大砲じゃないんだろ太鼓だろと思って聴いているとびっくりさせられる。いずれにてもこのCDは管弦楽曲のコーナーに並んでいるのが普通であり、声楽の棚で見かけるのは珍しい。
 
 今回のCDはスウィングルシンガーズというコーラスグループの作品で、古今東西の名曲をティラリラリ~、ダバダバダ~、ボボンボンと口ずさんでいる。それだけならありがちなので手にとることはないのだが、冒頭で書いたように本作はチャイコフスキーの1812が収録されている。大砲のドッカンドッカンだけでなく教会の鐘の連打とか、マニア垂涎の効果音満載のタイトルをどのように歌いこなしているのか気になるじゃないですか。
 
 で、聴いてみた。本作はライブ録音なのでお客さんの拍手入り。期待どおりというか予想どおりというか、ティラリラリ~ダバダバで結構面白い。プログラムは有名な曲ばかりなので、自分だったらこう歌うだろうなみたいな比較もできる。そうそう、肝心の1812。大砲の録音や大太鼓でごまかさず、おそらくこめかみに青スジたてながらドーン!ドーン!と叫んでいる。思わず喪黒福造かよとつっこんでしまいそうだが、意外と迫力があって盛り上がる。教会の鐘も素晴らしく、アカペラのアンサンブルであるというのを忘れて聞き入ってしまった。おそらくマルチマイクの録音だろうけど、音場が箱庭チックに展開していて、オーケストラをボーカルで再現するという芸風にも合っている。興味がある人は探してみて下さい。

1812 / The Swingle Singers (Virgin Classics盤)

※ちなみに実音大砲のドッカンドッカンを聴いてみたい人は、テラーク盤(カンゼル/シンシナティ響)か、マーキュリーのリビングプレゼンス盤(ドラティ/ミネアポリス響)をどうぞ。

■本日のBGM:Summertime / The Swingle Singers
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by yas_tak | 2011-04-19 22:59 | 日記 | Comments(2)
Commented by kines at 2011-04-20 23:46
おお、ランチア!
と、思ったら・・・。
私もびっくりしました。
ランチアのストラトスに憧れました。
ガンディーニのデザインでしたっけ?あのえぐい感じが何とも言えないです。

スウィングルガールズの1812、早速、アマゾンでDWしてみました。
面白かったです!
Commented by yas_tak at 2011-04-24 23:51
あの時代のラリーカーはいいですよね。
コンパクトなボディにそこまでやるかというようなエンジン積んでみたりして。

ストラトスは、あのでかいフォグランプつけたラリーカーがかっこよかったですね。

The Swingle Singersはおすすめです。ぜひ。


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