2013年 05月 30日

『黄色い花』

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『黄色い花』 Panasonic LUMIX DMC-G5 BCL 15mm/8.0 @本八幡・千葉

 曇りときどき雨。冴えない天気が続く。

 耳と腰にきた。
 
 NHKの子供向け番組(みいつけた~おかあさんといっしょ~いないいないばあ!)を見ていると、幼い頃に習った唱歌が今でも歌われていてちょっと感動する。最後に歌ったのは30数年前のはずなのだが、それでも全歌詞をきっちり覚えているというのは驚異的。自分は幼稚園も歌もお遊戯も嫌いだったが、あれはあれで悪くなかったんだなと思う。
 
 それにしても「あめふりくまのこ」の雨降り感は異常。幼稚園で習ったときは先生がアップライトのピアノをがんがん弾いて、元気よく歌わされていたのだが、幼稚園児の自分はずっとこれは違うのではないかと思っていた。現在おかあさんといっしょで歌われているバージョンは、雨がしとしと降る中、小熊がぽつんとしゃがみこんで川をのぞき込んでいるようなイメージ、うたのおねえさんの三谷たくみさんがしっとりと歌っているのを聞いて、そうそうこれだよ!これ!と一人で感動してしまった。自分の中では三好達治の「大阿蘇」と並んで最強の雨降り感。


「あめふりくまのこ」
鶴見正夫作詞・湯山昭作曲

 おやまに あめが ふりました
 あとから あとから ふってきて
 ちょろちょろ おがわが できました

 いたずら くまのこ かけてきて
 そうっと のぞいて みてました
 さかなが いるかと みてました

 なんにも いないと くまのこは
 おみずを ひとくち のみました
 おててで すくって のみました

 それでも どこかに いるようで
 もいちど のぞいて みてました
 さかなを まちまち みてました

 なかなか やまない あめでした
 かさでも かぶって いましょうと
 あたまに はっぱを のせました


「大阿蘇」
三好達治

 雨の中に馬がたっている
 一頭二頭仔馬をまじえた馬の群が 雨の中にたっている
 雨は蕭々(しょうしょう)と降っている
 馬は草を食べている
 尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐっしょり濡れそぼって
 彼らは草をたべている
 あるものはまた草もたべずに きょとんとしてうなじを垂れてたっている
 雨は蕭々と降っている
 山は煙をあげている
 中獄の頂から うすら黄ろい 重っ苦しい噴煙が濛々(もうもう)とあがっている
 空いちめんの雨雲と
 やがてそれはけじめもなしにつづいている
 馬は草を食べている
 草千里浜のとある丘の
 雨にあらわれた青草を 彼らはいっしんにたべている
 たべている
 彼らはそこにみんな静かにたっている
 ぐっしょりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集まっている
 もしも百年が この一瞬の間にたったとしても何の不思議もないだろう
 雨が降っている 雨が降っている
 雨は蕭々と降っている


■本日のBGM:あめふりくまのこ/おかあさんといっしょ
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by yas_tak | 2013-05-30 23:31 | 日記 | Comments(0)


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