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2015年 03月 04日

『クリーニング店』

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『クリーニング店』 a7R ULTRON 28mm/2.0 @三鷹・東京

 雨→晴れ。
 
  デジタル写真は何が何でも等倍観賞しないと気が済まないという人が多い一方で、写真集やプリントをルーペで拡大して眺める人は少ない。作品として鑑賞するときは手に取って全体を眺めるものであり、部分は部分でしかないことは当たり前過ぎて話題にもならない。
 
 とかいいつつ、写真も印刷も細かい点で集まって画像を形成しているというのは子供でも知っていることだけど、実際どのくらい細かければ観賞に十分であるかというのはいまいちよく分からない。ただ、パラパラ眺めてみてもトーンの出方が半端ないとか只者でないオーラを発している本もあって、そういうのは制作者がインクの選定からこだわりまくっていたり、いっそ特殊な印刷方法を採用していたりで、後から調べてなるほどなと思うことがある。
 
 最近見た本だと小島一郎の『津軽』の復刻とかすごかった。その他、地方のアマチュア写真家が私家版で出しているもので恐ろしく手の込んだものってのが何点かあり、そういうものもいずれ紹介しようかと思っている。

■本日のBGM:一緒に見た風/Qlair
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by yas_tak | 2015-03-04 23:11 | 日記 | Comments(4)
Commented by scanmind at 2015-03-05 12:48 x
久しぶりにコメントします。
小島一郎の若い頃に勤めていた写真店の方と親しくさせて頂いていたのですが、
復刻版の作成秘話などを聞くと、そんな苦労があったのかなどと「ガッテン」に近いことを知りました。
Yas_takさんの写真論は楽しく拝読させて頂いています。
是非この話の続きを期待しています。
Commented by yas_tak at 2015-03-07 09:16
>scanmindさま
小島一郎の若い頃に勤めていた写真店というのもすごいですね。
小島一郎の『津軽』の復刻版は、出版元の案内にも「50年前のグラビア印刷の味わいをそのままに、現代の高精細印刷技術で小島一郎の津軽がよみがえります。」と謳われているくらい、印刷の精緻さにこだわっています。現物を手に取る機会がございましたら是非確認してみて下さい。

http://www.izuphoto-museum.jp/news/159297186.html
Commented by scanmind at 2015-03-07 18:14 x
こんにちは。
写真集は、その方からお借りしてみたのですが、確かにかなり凝っていました。
印刷業を営んでいる方も「ここまで拘る写真集は最近ないねえ」と仰っていましたから。
その写真集が出た前後に青森県立美術館で写真展があったのですが、
引き伸ばした写真もいい味出していました。まあ、彼が途中もがき苦しんだであろう変遷をみると
素人ながら胸が痛くなりましたが・・・。
そうそう、「小島一郎が勤めていた」は書き間違いで、「小島家自体が写真店」でした。
さらに、「澤田教一が勤めていた」が正しい表現でした。すみません。
Commented by yas_tak at 2015-03-10 06:22
>Scanmindさま
たしかに澤田教一のプロフィールに「小島一郎が経営する写真店に務める」とあります、なるほど。小島はマイクロフィルムの複写などに使うミニコピーフィルム(超微粒子だけど微妙な階調は出ない)での撮影・プリントに取り組んでいたようですから、実物を見ることができたというのはうらやましいです。


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