2008年 01月 11日
自分も気をつけたいことなんだけど、アマチュア写真家のブログを見ていると「作例」というスタンスで写真を撮り続ける人が多い。「作例」とか「試し撮りです」とかいって延々と写真をアップされてもいつになったら本編が始まるんだっていう気分になる。アマチュアにとってはカメラを買うこと自体目的の一つなのでこれだけ恋い焦がれたカメラなんだから夕暮れの微妙な空気も写るはずとかISO感度はどこまでも上げられるぜとか、そういう乗りに走ってしまうのはしょうがないけどね。あと、自身でつまらない写真だと気づいていても「作例」と言ってしまうと気が楽というか、出しやすいというのもある(^^;)。 でも、本格的に暗室やる人でなくても、Photoshopに覚えのある人なら、ホワイトバランスをちょっといじるとかトーンカーブをアンダーに引っ張るとかすれば、たちどころに"雰囲気のある写真"に仕上がるのは分かり切っているし、ブログで見せる程度の大きさならノイズもシャープネスも思いのままというのも、また事実。カメラやレンズの差なんて「作例」で逃げている限りは見えてこない。 ・・・でも作例って楽しいんですよね。なんか気楽な免罪符みたいで(^^;)。 一方で、*ist DとPENTAXの古い一眼レフで坦々とブログを更新し続けている某関係者がいて、撮りたいモノを撮っているというか邪念がないというか、そういう視点が本当にいい。レンズやテクニックに関する変な思い入れがないので、あのカメラがあればもっといい写真が撮れるのにというおかしな妄想に走らない。・・・とはいえカメラはいろいろ欲しいみたいだけど(^^;)。 何が言いたいのか分からなくなってきたけど、写真の仕上がり具合よりも写真に写っているもの/そのときそこでシャッタを切ったという事実に真摯に向きあいたいと思う。
by yas_tak
| 2008-01-11 22:19
| 写真
|
ファン申請 |
||