2008年 09月 27日
北井一夫『80年代フナバシストーリー』冬青社刊。2006年、モノクロ。 自分の住んでいる千葉県市川市は、東京から江戸川を越えてすぐのところにある。北隣が松戸市、南隣が浦安市で、東隣が船橋市。松戸には競輪場があって、船橋には船橋競馬場(地方競馬)、中山競馬場(中央競馬)、オートレース場(昔はサーキットだった)。そうそう、江戸川を挟んで西隣の江戸川区には競艇場がある。この辺りは昔から都民が日帰りでお金を落とす娯楽施設がたくさんあって、その流れからして浦安にディズニーランドが出来たのもなるほどと思う。・・・うちからだと全部自転車で行けるな(^^;)。 船橋市の話を書こうとして、まずは市川市との位置関係を・・・と思っていたら、全然関係のない文章になってしまった。ここら辺はそういう町だと分かっていただければ。で、北井さんはずっと船橋市の団地に住んでいて、そこでポツポツと撮っていた写真を集めたものが本書。80年代のことだから子供も多くて、団地も活気があった。友達がみんな同じ団地に住んでいたりして、小学校の喧噪がそのまま家まで続いているかのようだった。自分はこういう空間に得も言われぬノスタルジーを感じるけど、セキュリティのしっかりしたマンションで育った今の子供はピンとこないだろう。80年代というと、自分の記憶・感覚では現在なんだけど、写真で見るとはっきり時間の流れを意識させられる。自分の親の世代が自分くらいの年齢のときに撮ったスナップという感じだなあと思って、バイオグラフィ確認したらそのままだった。 船橋の写真というと高梨豊さんの「東京人シリーズ」に入っている船橋サーキットの写真とかが有名か。コカコーラの配送員の背中とか・・・あれは浦安だっけか?
by yas_tak
| 2008-09-27 13:56
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